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安心への
こだわり

Safe and secure

有機栽培の取り組み(こだわり)

私どもは昭和50年頃から本格的に
有機栽培を取り組み始めました

それ以前は全茶畑を農薬散布するのに丸2日がかりで、年間7~8回散布する一般慣行栽培を行っており、その農薬散布は身体に大きな負担がかかるものでした。

昭和47年・夏に自園の茶畑で現会長(余士行)が農薬散布中に薬害に倒れ、医師に「こんな暑い日中に軽装で農薬散布を続けていては、いずれ肝臓に障害が出ますし、お酒も止めなくては」と言われ、何とか無農薬でお茶の栽培ができないかと考え、無農薬・無化学肥料栽培(有機栽培)へ転換する一大決心をいたしました。
当初は収穫が激減し、後悔したこともありましたが、「生産する自身や家族、また私共のお茶を飲んでいただける人達の健康の為にこの栽培法 を全うする」そのような覚悟をもって、大変厳しいい時期が続きましたが、試行錯誤を重ね徐々に茶の樹も強くなり、収穫も安定するようになりました。

有機農法は除草作業に大変手間がかかり、特に暑い夏場での茶畑の草引きは大変な労力がいるものではありますが、消費者の皆様や周りの人達に安心・安全を評価していただき、有機栽培を取り組んだことに大変満足しております。 お陰で肝臓も丈夫になり、毎日大好きな晩酌を続けております。

有機農法は除草作業に大変手間がかかり、特に暑い夏場での茶畑の草引きは大変な労力がいるものではありますが、消費者の皆様や周りの人達に安心・安全を評価していただき、有機栽培を取り組んだことに大変満足しております。 お陰で肝臓も丈夫になり、毎日大好きな晩酌を続けております。

平成13年には有機JAS法が施行されたのに伴い、いち早く有機食品の認定を取得し、更には平成19年にNOP(米国オーガニック認証)、平成21年にはEU有機認証を取得し、世界の方々にも安全で安心してご利用いただける取組みを行い、これからも更なる美味しいお茶つくりに励みたいと考えております。

有機栽培の取り組み(こだわり)

有機JAS制度(各認証制度について)

日本では平成13年以前は有機制度が法制化されておらず、「無農薬」や「有機栽培」等と言いながら疑わしい表示もあったようです。
先進諸国を見習い日本の農林水産省も、人々の健康と自然環境を守ることを目的とし,有機農産物の表示の適正化を進め、「有機JAS法」が法制化されました。「有機農産物」「有機加工食品」に有機JAS規格(日本農林規格)を定め、この規格に適合したものが「有機栽培」の名称及び有機JASマークの表示が許可されます。お茶は野菜などのように洗浄できない農産物ですので、消費者の皆様に安全な食品を提供する上で大変重要な制度です。

JONA

有機JAS制度と欧米の有機制度の同等性による
輸出と経緯(JONA認証)

現在では日本の有機JAS制度は、米国、EUとも有機制度の同等性が認められ、各国に有機食品として輸出が可能になりました。ただ、以前はまだ日本の有機制度との同等性は認められておらず、各国の有機制度に基づいた認証を取得する必要がありました。
当社では平成21年にイタリアの有機認証機関・ICEAでEU認証を取得し、EUへ輸出をしておりましたが、日本の農林水産省も有機JAS制度をEU有機制度との同等性を目指していた中、平成21年夏、弊社に日本の農林水産省とEU連合の方々が、日本の有機認定事業者の現状を視察すべく、EU有機認証を受けている弊社を訪れ、荒茶工場や圃場の視察、質疑応答がなされ実情を把握された後、日本の有機JAS制度がEUの有機制度と同等性が認めれれました。 当社も日本の有機制度のグローバル化に微力ながら少しでも貢献できたことを大変喜んでおります。

  • 有機JAS制度と欧米の有機制度の同等性による輸出と経緯(JONA認証)

  • 有機JAS制度と欧米の有機制度の同等性による輸出と経緯(JONA認証)

  • 有機JAS制度と欧米の有機制度の同等性による輸出と経緯(JONA認証)

  • 有機JAS制度と欧米の有機制度の同等性による輸出と経緯(JONA認証)

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有機JAS規格の要点

  • ◎生産において3年以上使用禁止農薬や化学肥料を使用していないこと。
  • ◎遺伝子組み換え技術を用いてないこと。
  • ◎茶畑から生産・加工・出荷に至るまで、他の一般茶と区別し、それが記録されていること。
  • ◎以上のことが遵守されているか、農林水産省に登録された認定機関の審査を毎年受けていること。

有機JAS認定認証書

有機JASの認定

有機JAS法令で定められており、認定は民間の登録機関に委嘱され、その検査をクリアできた事業者のみ有機JASマークの表示が許されます。弊社では自園の圃場の荒茶生産、及びその後の製品化の加工も弊社で行う為、有機農産物と有機加工食品の生産行程管理者の認定を取得しております。

圃場(茶畑)検査

茶畑ごとに申請をし、3年以上農薬と化学肥料を使用していないこと、各圃場での作業記録、隣接圃場の栽培法などがチェックされます。隣接地が一般慣行栽培の場合、農薬飛散や化学肥料の流入の恐れがある為、緩衝地帯を設置し、その箇所の収穫物は有機としては扱えないこととなっています。当園は33ヶ所(平成26年度現在)の圃場で有機栽培をしております。

講習会

認定を受けるには各責任者(生産行程責任者・格付責任者)が有機JAS法についての講習を受講し修了する必要があります。

認定作業

農林水産省の登録認定機関へ申請書類を提出し(過去3年間の栽培記録、生産圃場記録、関連施設登録、生産計画等)、当社では日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会(通称JONA)で認証を受け、毎年派遣された検査員により各圃場、関連施設、使用資材、設置機器など実地検査、毎日の圃場での作業記録、各荒茶生産の記録及び、製品の格付記録を残し、各記録の検査も行われ、内部規定と格付規定に基づいて製品が格付されて、有機JASマークを表示しているかを検査されます。当社ではこの年1回の更新検査に計3日間を要し、継続認定を受けております。

安全性への取り組み

  • 安全性への取り組み
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  • 安全性への取り組み

当社は自社農場約7haを栽培管理し、自社のFA工場にて製茶を行う一貫体制を整え、異物除去機、金属探知機を導入し、より安全性を高めております。更に、毎日の製造履歴帳簿によるトレーサビリティーシステムの構築、また残留農薬検査、放射能検査を実施し、安全な緑茶の生産に努めております。

京都府有機農業アドバイザーに登録

弊社は2014年11月13日に、京都府有機農業アドバイザーに登録していただきました。

GLOBALG.A.P認証の取得

弊社ではSDGs取組の一環として、国際認証であるGLOBALG.A.P認証を2022年9月に取得いたしました。 農業生産における様々な環境整備を実施し、持続可能でより良い生産体制を整えてまいります。

※グローバルGAPとはヨーロッパで生まれた事実上の世界基準の農業生産工程管理です。農業における労働安全や環境保全、食品安全などについて持続可能な取り組みを実践している生産者・生産グループが認証の対象で、農業版の国際標準化機構(ISO)とも呼ばれています。

食品安全マネジメントシステム規格

食品安全マネジメントシステム規格:FSSC 22000認証取得

2023年10月に本社工場を新工場へ移設し、更に衛生的な取り組みを行うべく食品安全の国際基準FSSC 22000(Food Safety System Certification)を認証取得いたしました。
HACCP 対応として設計された新工場にボールミル粉砕機やX 線異物検査装置等の最新機器を導入し、原料から最終製品に至るまでに、食品の中に潜む危害防止につながる各工程の管理をし、各部門が食品安全マニュアルに則り徹底した安全管理を行い、HACCPシステム順守に努めることにより、社員全体の意識も高まり安心・安全な生産体制の構築を実現しました。

※FSSC 22000とは、ISO 22000(食品安全マネジメントシステム)と前提条件プログラムによる食品安全システム規格で、「一般衛生管理」「危機管理」「品質管理」を組み合わせた、食品安全規格として日本で最も知名度の高い認証です。GFSI(Global Food Safety Ini tiative)承認認証規格として世界的に信頼を得ています。